Eメール
遠くの誰かと繋がる、文字の魔法。
1990年代にインターネットの普及とともに一般化した電子メールは、遠隔地とのコミュニケーションを劇的に変革した。PC通信サービスや携帯電話を通じて手軽にメッセージをやり取りできるようになったことで、従来の電話や手紙とは異なる新しい人間関係や文化を生み出し、特に「ネット恋愛」といった現象の基盤となった。
PHS
携帯より安価な通話と32kbpsデータ通信で普及した未来への接続ツール
1990年代中頃に登場した、携帯電話よりも低価格な通話料金と、当時のインターネットダイヤルアップ接続と比較して高速だった最大32kbpsのデータ通信速度が特徴の無線通信システム。固定電話網を利用したシステムで、若者を中心に普及し、90年代のインターネット文化の一翼を担った。
Microsoft Encarta 98
CD-ROMの中の無限宇宙
インターネットが普及する以前の1990年代に、CD-ROMで提供されたマルチメディア百科事典。テキストだけでなく、画像、動画、音声コンテンツをPC上で統合的に閲覧できる画期的な製品で、分厚い紙の百科事典に代わるデジタル知識源として大きな注目を集めた。
S端子
ゲーム画面の「神画質」をブラウン管にもたらした救世主
映像信号を輝度信号(Y)と色信号(C)に分離して伝送するアナログ映像端子。コンポジット端子よりも画質が向上し、特に1990年代のゲーム機やビデオ機器で広く採用された。ブラウン管テレビでのクリアな映像は当時のゲーマーにとって画期的な体験であり、HDMIが登場するまでの間、高画質接続の代名詞として重宝された。
CDコンポ (ミニコンポ)
部屋の主役を飾り、CDからカセット、そしてMDへと音楽を奏でた一体型オーディオシステム
CDプレイヤー、アンプ、チューナー、そしてカセットデッキ(後にMDデッキ)などが一体となったコンパクトなオーディオシステム。1980年代後半のCD普及と共に家庭に浸透し、特に1990年代には若者たちの部屋で音楽を楽しむ中心的存在となった。MDデッキ搭載モデルは、MDへのデジタル録音を可能にし人気を集めた。
インターネットの夜明け (1995年頃の日本)
一般には「まだ夢物語」だった、未来を拓く未開の通信網
1995年頃の日本では、インターネットはまだ一般に広く普及しておらず、多くの人々にとっては「夢物語」のような存在だった。一部の専門家や研究機関、ごく少数の先行ユーザーが利用するにとどまり、今日の情報社会の基盤とは程遠い黎明期。情報源はテレビや雑誌が中心であり、インターネットが日常生活に浸透するまでにはまだ時間がかかる時代だったことを象徴する概念。
携帯電話 (90年代普及期)
いつでも、どこでも、持ち歩く情報端末。
1990年代に一般層へ急速に普及した携帯電話は、個人の生活様式や社会インフラに大きな影響を与えた。音声通話だけでなく、Eメール機能が搭載されることで、いつでもどこでも文字によるコミュニケーションが可能となり、その後のモバイルインターネット文化の礎を築いた。「ポケベル」から「PHS」を経て、本格的な携帯電話の時代が到来し、若者を中心に爆発的な普及を見せた。
インターネット
情報化社会の夜明けを告げた、90年代後半のフロンティア
1997年当時、日本ではダイヤルアップ接続を中心に一般への普及が始まったばかりのグローバルネットワーク。まだ利用者は限られ、情報の主流はテレビや雑誌だったが、新しい情報源として一部のユーザーの間で熱狂的に利用され始めていた。